イラスト、モデリング、Unity、VR関連

unityとかblenderとかvr関連の作業メモ

Vket3の感想、より良いブースを求めて

Vketのブースを実際に見回って、これは改善した方がいいんじゃないかと思ったことを書いていく。強調しておくが、これは私が思ったことを素直に書き出しただけの文書であり、何かを評価しているわけではなくただの改善案である。言い換えるなら、私が出店する場合はこうするかな?、という方針でもある。

*私は今回出店していない

 

私が改善出来ると思った点を書いたのち、それらの点にといて良く出来ていると思ったブースを掲載する。

 

++アバターとユーザーの視線が合うようにしよう

アバターが高めに配置されすぎていたり、後ろや横を向いていたり、しゃかみこんで真っ直ぐに見ていたりしていて、視線が合わないのはユーザーの関心を引く力が弱いのではないかという気がする。

 

++ブースと展示アバターはUnlit、もしくは明るくする。

ワールドによってはライトが弱く、せっかくのブースが闇に紛れてしまっているブースがそれなりにあり、わざわざライトで照らしてみないと良く見えないブースがいくらかあった。ブースはライトの影響を受けないようにするか、ブース側でライトを用意して明るくすべきだと思う。

ブースは上の方などアバター等と被らない部分はライト等で特別明るくし、アバターと被る分は暗くしてアバターは明るくするのが、一番目立つのではないかと思う。

unlitを使う際は明るくなり過ぎないように注意する。VRで見ると(1,0,0)とかでもまぶしいらしいので、少し暗めぐらいがいいかも

 

++アバターを展示する

やはりペデスタルだけでなく、アバターも展示するほうが良いだろう。キャッチ力が違う。

 

++ペデスタルを置く

フルトラ適正や動いたときの動作確認のためにもこれは必須だと思う。使ってもらえれば宣伝効果もある

 

++ギミックでブースを出現させるのはやめた方がいいかもしれない

あるブースがオブジェクトをクリックしないとブースが出現しない仕様になっており、しかもそれが足元にあり、1週目では見落とすという事故があった(出現の演出自体はとても良かった)。また、自動的に出現されるブースもブース内に入らないと出現しないぐらい範囲が狭い上、ワールドと一体化しすぎていて見落とすことがあった。

しかし必ずしも悪いと思っておらず、こちらのブースや欠番街のブースは非常にインパクトが強かった

光属性のアルモジナ(VRChat勢) on Twitter: "… "

f:id:arumogina:20190929125620p:plain

欠番街のものはワールドにマッチしつつも、明らかになにかあると分かる、思わず近づいてしまうオブジェがあり、見落としにくいようになっている。

 

++メッセージはほとんど読まれないものと思った方がよい

VKetも規模が拡大するにつれブース数も多くなり、全て見て回るためには1ブースをじっくり見ていくのが難しくなってきている。そのため細かいメッセージ等は読まれにくいのではないかと思うし、実際私も見落としが多かった。

 

++ブースの2階は作らないか、せめて階段を正面から見える目立つ位置にする。

階段がブースの真横についていて階段の存在に気が付かない事故があった。また真正面にあっても背景と化していて気が付かない場合も。

ブースは基本的に間近で見て、全体像を見るにはワン動作必要なので、2階の存在自体に気づいてもらえない場合もあるのでないか。

 

++アバターとブースの色合いはコントラストにした方がいい

アバターとブースのイメージ合わせた結果、アバターの色合いがブースの色の保護色のようになってしまってるように思われるブースがあった。アバターを目立たせるなら、アバターとブースは別の色にした方がいいのではないかと思う。

 

++ブースにオブジェを置く場合は、アバターが埋もれないように気を付ける。

ブース内のオブジェもアバターも良い出来なのだけど、良く出来過ぎていて、アバターが目立たなくなってしまっているな、と思うブースがあったので。

 

++アバターは中央に配置する

 やはり売りたいものを一番目立たせるべきで、それなら中央に配置すべきなのではないかという。アバターを引き立たせるはずが、オブジェの方が目立ってしまってるのではないかと思う場合がチラホラあった。加えて、横に置いてるものはスルーされてしまう場合もある。商品は中央に、引き立てとあるオブジェなどは横や周囲に配置するのがいいのでないか?

 

++振り返らないと見えない位置にはおかない方がいいのでないか

リアルなら後ろに下がる場合、後ろを向くが、VRの場合は前を向いたままでもスムーズにでも下がれてしまうので、ブースに入ったのち、振り返らないと見えない位置に重要なものを置くのはやめた方がいいと思う

 

++何が置いてあるのかブースの外から見ても分かるようにする。

壁や布で隠れて、ブースの中に入らないと何があるか分からないという配置はワールドと一体化してしまったり、目立ちにくいためスルーされてしまう、という弊害があるのではないか、という気がする。商品は正面から見れば何があるか一目瞭然となる配置にした方がいいのではないか、と思う。究極的には商品をさえぎる遮蔽物はない方がいいのでないか?

 

++アバターは出来れば動かすべし

人間、やはり動くものに目が行くので可能であれば簡単な動作でもいいので動かすのがいいと思う。

 

+++見せ方が特にうまいと思ったブースの紹介

 

f:id:arumogina:20190929133438p:plain

 

 明るく目立ち、階段の配置も一目瞭然であり、可愛い子たちが店先で並んでおり非常にキャッチーである。

 

f:id:arumogina:20190929133643p:plain

f:id:arumogina:20190929133705p:plain

アバターと目線が合いキャッチーであり、ブースのデザインも工夫が為されていて完成度もかなり高いのに、目立ち過ぎずうまくアバターを引き立ていると思う。

 

f:id:arumogina:20190929134000p:plain

今まさに踊っている最中かのようなポーズをしており非常に印象的。

アバターにもよるだろうが、こういう派手なポーズを取らせるのも目立つ力を上げると思う

 

f:id:arumogina:20190929134431p:plain

明るすぎず、暗すぎず、ワールドの雰囲気とマッチしつつ、ブースがうまくアバターを引き立てている。アバターも本から飛び出てきたかのような配置であり、なおかつその本に設定が書かれており無駄がなく、演出と噛み合っている。

 

f:id:arumogina:20190929134758p:plain

 商品が分かりやすく、上方に明るいライトを配置することで目立つことに成功しているように思う。その上で、ライトが上にあるため店内に入っても明るくなりすぎることなく、落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 

f:id:arumogina:20190929135015p:plain

 渋谷に突然あらわれる、田舎の夏の空間、都会のワールドと対象的であり、よく目立っていてよいと思う。

 

f:id:arumogina:20190929135317p:plain

アバターの色合いとブースの色合いが対照的でり、アバターがうまく目立っている。写真だとわかりずらいが背後に時計のギミックがありこれも素晴らしい。またアバターがかわいいアニメーションをしており、これも心をくすぐられる。

 

f:id:arumogina:20190929135518p:plain

ブースの壁が、折り紙のように動き、思わず注目してしまったブース。あの折り紙アニメーション、どうやって作ってるんだ?凄い。

f:id:arumogina:20190929140256p:plain

写真なのでわかりづらいが、アバター全てが激しく動いており、思わず目がいく

 

f:id:arumogina:20190929142329p:plain

図書館を模したシンプルなブースでワールドとマッチさせ、スポットライトで照らされた中でアバターアニメーションさせている。複数のアバターがいるにも関わらず全員が同じくらい目立っている。

 

f:id:arumogina:20190929142527p:plain

ブースとアバターの雰囲気がマッチしており、かつ、ブースは暗く、アバターは明るくすることでアバターがより目立つようになっている。